IBA義歯設計法

IBA義歯設計法

IBA design method, A New Way for Denture design.

Innovation・Bast・Apparatus(革新的・最良・装置)

革新的で最良な装置を使った義歯設計法です。

正式名称:I・B・A義歯設計法I・B・A義歯設計装置
略称:IBA義歯設計法IBA義歯設計装置

IBA義歯設計法を用いることで、従来であれば技工士の経験に依存することの多かった傾いた歯への義歯装着の設計、審美的なクラスプ設計などに応用できます。

1. アンダーカットゲージは使用しない

本設計法では傾斜角度で設定する

2. 鉤腕内面の研磨の必要性

鉤歯にスムーズに滑走させるためクラスプの内面は必ず研磨が必要

3. 着脱のメカニズムを考える

鉤腕の内側にブロックアウト設定して着脱作用域・拮抗域を設ける

4. 様々なエーカース鉤の設計

鉤尖開き(こうせんひらき)・中腕開き(ちゅうわんひらき)・両開き・対角開きのエーカース鉤ができる

5. 鉤腕内面の適合について

内面は全面接触ではなく、必要なところのみ接触すれば良い

6. 鉤の締め付け

必要最小限度の締め付けは必要

7. 舌側アンダーカットの利用する

一般的設計法では舌側腕を拮抗腕と称して、アンダーカットを捉えないイメージがあるが、本設計法ではアンダーカットを利用する

8. 粘膜のアンダーカットの捉え方

本設計法では傾斜角度で測定する

9. 着脱方向の考え方

設計方向=着脱方向と一般的に表現されるが、実際は義歯は鉤腕が鉤歯にあたって揺らぎながら着脱するので、本設計法では設計方向を基本設計方向(基本方向)と表現する

10. 維持力・把持力・支持力について

本設計法では「装着力・離脱力・義歯安定力」と表現する

11. 部分床義歯の義歯安定力の得方

義歯安定力は顎全体の各鉤歯と粘膜のアンダーカットのトータルで考える

症例・施術事例

IBA義歯設計法(2) 臼後結節利用義歯

クラスプがねじれて入っている事が、動画で確認できます。これを防止するのには、臼後結節を囲む事が重要である事が、分かってもらえると思います。